最近の赤羽と言えばセンベロ、というほどに飲み屋で有名になってしまいましたが、昔の赤羽は違っていました。もっと庶民の生活のための店舗が多くありました。映画館なんかもありましたが、色々なお店が消えていきました。私もすっかり昔を偲ぶ昭和の人になってしまいました笑。
そんな中でも頑張って生き残っている店舗の一つが「セキネ」です。私が幼かった頃からあるので、ん十年は確実にあります。(調べてみると昭和初期とか?)
私が幼かった頃は、テイクアウトだけではなく、レストランも営業していました。その頃の場所とは少しだけ違う場所で、現在はテイクアウトのみの営業をしています。
本店は浅草です。近辺にお住まいの林家ぺーパー子ご夫妻も御用達とか。。
現在の店舗は細い路地にあり、ぱっと見は分かりづらい場所です。ですが人気商品は早めに行かないと売り切れる程度の人気が今も健在です。
今回は、肉まん、あんまん、シューマイを購入しました。本当は、酢豚や肉団子も買いたかったのですが、見事に売り切れでした。まぁ訪問した時間が夕方だったので、当然といえば当然なんですが…
肉まん、あんまん。
写真では見えませんが、あんまんには赤い印がてっぺんに付いています。家で蒸して食べるタイプの中華まんで、可能な限り蒸し器(か、蒸し器として代用できるもの)で温める事をおすすめします。もちろんレンジでも問題ないのですが、仕上がりが断然違います。ただ蒸し器で20分ほどかかるので、手間と言えば手間なのかもしれません。
肉まんは、中のタネが肉団子のようにコロッと丸まった形になっています。丸まったタネが皮の中ぱつぱつに入っている訳ではなく、少し小さめにできているので、皮とタネの間に空間があるのですが、蒸す事によってこの空間に肉汁があふれ出るんです。それがイイ感じであり、セキネの肉まんの特徴とも言えると思います。
皮は蒸すとふわふわで、味も甘すぎず、蒸す事によって出た肉汁を吸った時にちょうど良い塩梅になる味わいです。肉も脂っぽすぎず、肉の旨味がギュッと詰まっていて、バランスがちょうどいいのです。昔から大きく変わっていないところも好きです。
あんまんも、もちろん美味しいです。私はあんこがあまり得意ではないのですが、中華まんのあんこ(小豆だけでなく、ゴマやクルミなどが入っているもの)は割と食べれられる感じです。私にとっては小豆オンリーでないところが美味しく感じるポイントなので、あまり参考にならないかもしれませんが…とりあえず熱々のあんこはヤケドに注意です。
こちらはシューマイです。
こちらも蒸し器で温めます。肉を感じるシューマイです。人気商品である事に納得です。
センベロの街となった赤羽に飲みに来た際のお土産としていかがでしょうか?